(一) 視覚の意味
視覚の適切な刺激は波長が 380〜780nm の電磁波であり、光波とも呼ばれます。
(二) 視覚の生理的基盤★★
1. 屈折機構(眼球)
眼球には眼球壁と眼球内部が含まれ、その中で眼球内部(水晶体、房水、ガラス体)と角膜が屈折系を形成しています。
2. 感覚機構(網膜)
網膜には桿体細胞と錐体細胞(視覚受容体)が含まれています。
(1) 桿体細胞は夜間視覚を担当する 1.2 億個の細胞であり、明るさと暗さを感知します。
(2) 錐体細胞は昼間視覚を担当する 600 万個の細胞であり、細部と色を感知します。
(3) 網膜の中心部には錐体細胞しか存在せず、光に最も敏感です。中心部から離れると、桿体細胞が急増し、16°〜20° の視野で最も多くなります。中心部の近くには、盲点と呼ばれる光に敏感でない領域があり、視神経節細胞からの神経線維が視神経に集まります。
3. 伝導経路
伝導経路には網膜双極細胞、神経節細胞、外側膝状体の 3 つの部分が含まれます。
4. 中枢機構
視覚中枢は大脳皮質の枕葉の条状領域に位置しています。
5. フィードバック調節
視覚は視覚受容体の活動だけでなく、中枢器官へのフィードバック調節にも依存しています。