1. 感受性
感受性は適切な刺激に対する感覚器官の感受能力です。感受性は感覚閾値で表され、感受性と感覚閾値の間には反比例の関係があります。
2. 絶対感覚閾値
絶対感覚閾値は感覚を引き起こす最小刺激強度です。絶対感覚閾値は絶対感受性を表します。
3. 差異感覚閾値
差異感覚閾値は、差異感覚を引き起こすたった刺激の最小変化量であり、差異閾値または最小可知差(JND と略される)とも呼ばれます。差異感覚閾値は差異感受性を表します。
4. ウェーバーの法則
ウェーバーは、差異閾値が元の刺激強度の変化に応じて変化することを発見しましたが、差異閾値と元の刺激強度の比率は一定です。式:K=△I/I(K は定数、△I は差異閾値、I は刺激強度)。ウェーバーの法則は中程度の刺激にのみ適用されます。
5. フェヒナーの法則
フェヒナーはウェーバーの法則に着想を得て、刺激強度と引き起こされる感覚の大きさとの関係を実験で測定し、感覚の強度が刺激強度の対数と比例することを発見しました。式:P=Klgl(P は心理量、I は物理量、K は修正値または定数)。フェヒナーの研究は心理物理学の分野を開拓しました。フェヒナーの法則はすべての最小可知差が主観的に等しく、ウェーバーの法則を基盤としているため、中程度の刺激にのみ適用されます。
6. スティーブンスの法則
スティーブンスは、心理量と刺激の物理量の累乗が比例することを発見し、これをべき法則とも呼びます。式:P=KIn(P は心理量、I は刺激の物理量、K と n は両方定数です)。